
技術士第一次試験の勉強方法を解説します
適正科目・基礎科目は、過去問参考書
専門科目は、技術士会が公開している過去問
技術士第一次試験の科目
技術士第一次試験で問われる科目は、以下の3つです
- 適正科目
- 基礎科目
- 専門科目
学習方法は?
適正科目 | 基礎科目 | 専門科目 | |
過去問参考書 | ◎ | ◎ | × |
過去問 | △ | × | 〇 |
適正科目
過去問参考書を基本に学習しました
繰り返し出題されている問題が多いので、過去問をもとにした参考書がとても効率が良いです
一般常識的な内容や暗記要素が大きいので、技術士会が公表している過去問でも学習はできます
基礎科目
こちらも過去問参考書を基本に学習しました
解答例のある参考書をお勧めします
科学技術の全般にわたる基礎知識が、5群から出題されます
- 1群:設計・計画に関するもの
- 2群:情報・論理に関するもの
- 3群:解析に関するもの
- 4群:材料・化学・バイオに関するもの
- 5群:環境・エネルギー・技術に関するもの
受験される方は、それぞれ得意とする専門分野があると思います
私は化学が専門なので、4群はスムーズに学習できました
一方、それ以外は基礎的な内容とはいえ、初見ではムリな問題も・・・
そこで、一通り過去問を解いて、次のように問題を分類しました
- 解ける
- 原理を覚えればなんとかなる
- 暗記できる・する
- ムリ!

うん、解説を読んでも全くわからないよってこと
解ける
得点源です
確実に解けるように出題傾向を確認します
原理を覚えればなんとかなる
例えば、1群:設計・計画に関するもの、の安全係数を求める問題、
2群:情報・論理に関するもの、に含まれる二進法関連の問題や
3群:解析に関するもの、の微分を利用する問題など
どんな解き方で計算するのかを、理解できれば解ける問題ですね
はじめは、全く歯が立たなくても、繰り返し解くうちに、
式や手順を覚えて、何となく解くことができるようになります
暗記できる・する
暗記できる、とは選択式問題や穴埋め問題です
過去繰り返し出題されている内容や、
暗記する問題は、5群:環境・エネルギー・技術に関するもの、に多いです
知識として知らないと回答できない内容です
出題傾向を押さえて、暗記してしまいましょう
ムリ!
全く歯が立たない問題
私は、物理が苦手なので、3群:解析に関するもの、に多くありました
わからないことにあまり時間を割かずに、潔くあきらめましょう
幸い、全ての問題に解答しなくても良いので、
捨て問題があったとしても、合格は全然可能です
専門科目
こちらは、より分類分けが重要です
自身の専門分野に関する問題は、失点しないくらいやりこみましょう
有機化学の分野に限ってですが、独特な出題傾向や言い回しがみられるので、
過去問を繰り返し解くことが、出題に慣れるために必要でした
専門外の分野に関しては、知識を覚えれば選択肢を狭めることができる設問が多いので、
インターネットなどで最低限の情報を手に入れましょう
化学部門では、石炭関連やSAF関連など
勉強方法
勉強時間は、一日30分程度
朝か昼休みのスキマ時間に演習していました
問題が一問ずつ独立しているので、スキマ時間の有効活用ができます
適正科目・基礎科目
適正科目・基礎科目は、【技術士第一次試験 基礎・適正科目 完全解答】を使用しました
一問ごとに解説が充実していて、わかりやすかったです
一周すると問題の傾向がわかるので、二周目以降は上記の分類に従って、
- 原理を覚えればなんとかなる
- 暗記できる・する
問題を重点的に演習して、解けるようになりましょう
専門科目
化学部門は、参考書がありません
技術士会ホームページに掲載されている過去問をダウンロードして学習しました
解説はなく正答表のみなので、わからない問題はインターネットで調べていました
過去5年分を繰り返し演習していました
解説がないので、自力で歯が立たない問題はあきらめて、得点できる問題に注力しました
最後に
馴染みのない問題は難しいですが、
繰り返し演習すれば、合格点までは必ず到達します
頑張りましょう!
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