【有機化合物】アセトン~身近な有機溶剤

有機化合物

アセトンってなんでしょう?

アセトンとは

除光液などに使用される代表的な有機溶剤

水と自由に混ざりあったり、いろいろなものを溶解したり、有用な有機溶剤です

クメン法が有名

アセトンって?

化学式 C3H6O

沸点 56.5 ℃

無色透明な液体 強い薬品の刺激臭がします

安全性

匂いはきついけれど、人体への毒性はあまり強くありません

と言っても、MSDSには「眼の刺激性、中枢神経への影響あり」と記載がありますので、

積極的に暴露するのは避けましょう

実際、アセトンのにおいのする環境にいると、気分悪くなりますよ

用途

マニュキュアの除光液や、接着剤、塗料の溶剤に使用されています

普段の生活でも知らず知らずのうちに、接している化合物です

なぜ用いられるかというと、水と任意に(自由に)混じりあうため

本来は水に溶けない油を、水に溶かすことができるようになるためですね

作り方

国内の合成アセトンは、31.2万 t(2024年)

有名な方法は、2つ

  • クメン法
  • 酢酸カルシウムの乾留

クメン法

高校化学で習う方法です

クメン法は、フェノールを合成する方法であり、アセトンは副生成物

つまり余分にできてしまうものです

酢酸カルシウムの乾留

こちらも高校化学で習います(ちょっとマニアックかな)

今年の東北大学二次試験の化学で出題されましたね

酢酸カルシウム Ca(OCOCH3)2

乾留と言って、空気を遮断した状態で加熱する実験です

二分子の酢酸イオンからアセトンと二酸化炭素が発生します

まとめ

身近な有機分子、アセトンについて学んでみました

他にも有機化合物について、紹介していきますので、

よろしくお願いします

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